北村健治

 駒ヶ根滞在中の5月11日(金)、早朝は素晴らしい青空でしたが、次第に薄曇りとなって、遠望はもう一つというところでした。
 08:45駒ヶ根の山家を出立。09:30過ぎ、国道152号線の杖突峠に駐車、身支度をして09:40より歩き始める。


杖突峠から迂回して施設されている林道は、太陽熱発電所工事のため、使用しにくくなっているが、10数分歩くとこの標識のある赤井川新道の入口を通過する。右側の尾根一帯はソーラ―パネルが施設されている。


林道沿線や登山道一帯に群生しているヒトリシズカも咲き始めている。


登山道脇の林床に観察できるスミレは数種類あるが、これはアカネスミレ?でしょうか。


カラマツ林のなかでも群生して、下向きの白い花が目立つ、モミジイチゴ。初夏には黄色く甘い果実を付ける。


山道沿いに群生するヤブレガサ。綿毛のついた開き始めを、綿毛のないモミジガサと共に摘んで、山菜(しどけ)として親しまれている。

 10:00過ぎ分杭平を通過。


南アルプス北部の1000~2000mの中高山に分布するイカリソウ(紅紫色の花)。黄花・白花や梅花などもある。


開きはじめたヤマトリカブトの葉。長い柄の先に掌状に深く5中裂し、裂片はさらに3中裂することが多い。

 11:45守屋山東峰に登頂(先着者数人)。しばらく展望を楽しみ、12:05には下山開始。


東峰頂上の枯草の中に転々と観察できる、可憐なフデリンドウ


昼ころの東峰より、新雪で化粧された中央アルプス連峰を望む。


昼ころの東方より、南アルプス北部(甲斐駒・北岳・仙丈ヶ岳など)を北側から望む。

 12:40分杭平通過、13:00過ぎ杖突峠に帰着。