木本桂春

駒・馬に関する山のリストを備蓄している。今月は新潟と福島の県境に近いこの山を選んだ。
我が家から車で往復約500km、1日かけて往復。明け方に阿賀町新綱木に到着。雪解けの林道を取付点へ。準備していると長靴を忘れたことを知るが手遅れ、ズックで出発。


林道を進むと堰堤が現れ、左から登ります。
           

この後、沢の中に登山道があり、左右に徒渉しながら、登ります。残雪もあってズックを濡らさぬように気を使いますが、一度谷に落ちて濡れると後は楽なものです。1時間ほどで右手の尾根に取付きます。


熊脅しの鳴り物が木に吊るしてありました。

   
杉の巨木の間を縫うように道が続く。


   
ところどころに春の花です。

   
道は急傾斜になり頑張ります。
やっと尾根の天辺近くに登ると、残雪が道を隠します。

 
杉林を越えると頂上です。
標高757mですが、山の深さを知るばかりです。


頂上から爼倉山を経て大日岳、飯豊山に続きます。
残雪の山は北股岳、御西岳から飯豊山に連なります。

帰路は急坂を転倒に注意しながら慎重に下ります。
ウグイス、ツツドリが鳴き応援してくれます。
誰にも会うことない越後の低山の静かさを楽しませてもらいました。
馬ノ髪山に多謝。
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K氏から「GW遭難に思う」の警鐘が寄せられた。
自分としては細心の注意を払っているつもりであるが、
身体機能は低下するばかり、が、山はやめられない。
警鐘を胸にしっかりとした山行に取り組みたい。

この山行中の6日に近くの五頭山近辺で親子が行方不明になっている。
なんとしても帰ってほしいと祈るばかりである。