石橋清美(写真撮影:石橋定巳)


長七郎山から黒檜山を望む。手前は駒ヶ岳
赤城の小沼から長七郎山に登りました。山頂では赤城の最高峰黒檜山とその手前に赤城駒ヶ岳が見えます。そこからオトギの森に下りながら、白ヤシオの様子を見てきましたが蕾も感じられないくらい芽が出ていませんでした。木々にはまだ春の訪れが感じられません。山桜が幾輪か咲き始めていました。


鳥居峠の山桜


かご山のアカヤシオ
小沼から鳥居峠に下ると、かご山一面に、一名アカヤシオと呼ばれるアケボノツツジが咲いていました。アカギツツジとも呼ばれています(参考:原色牧野植物大図鑑:北隆館)。五葉の葉に先立ち咲き始めます。花は少し下向きに咲いています。今年は暖かいのでいつもより2週間ほど早いと観光案内所の方から聞きました。


ホオジロ
近くの杭にホオジロが留まっていました。キツツキの仲間が鳴きながら飛んでいくのが見えました。


トウゴクミツバツツジ
下山途中にはトウゴクミツバツツジが咲き始めていました。葉に先立って紫の花が咲き、関東に多いことでこの名で呼ばれるそうです。



アカヤシオ


千本桜公園のヤマツツジ
麓の千本桜公園ではヤマツツジが満開でした。赤城山で一番最初に咲き始めるのがアケボノツツジ(アカヤシオ)だそうです。あと2週間もすればシロヤシオが咲き始めるかもしれません。そして6月に入ればレンゲツツジが咲き乱れるでしょう。赤城山には多くのツツジが咲きます。これからは楽しみなトレッキングシーズンが始まります。