伊達樹里

8月10日はいい天気で、御池ロッジに入ってから、登山口の確認をして、ロッジの隣の尾瀬ミュージアムを見学しました。ジオラマで翌日のコースを見て、迷いやすいところなど確認できました。

10日の夜に降り始めた雨は11日の朝も残っていましたが、だんだんよくなるという予報を信じて、5時過ぎに歩き始めました。朝食の代わりのお弁当を、部屋で食べておいてよかった。登りの間は、小雨とガスが断続的で、思うように休めず、デジカメもお休み。

それでも最高地点の柴安嵓には、山の日とあって大勢の人が続々登ってきました。原は降ってなかったそうです。


山頂

「燧ヶ岳は岩稜で男性的」などと何かで読んだ記憶がありますが、御池からのコースでは、そんな印象を受けませんでした。広い田代を2か所通って、他のコースよりなだらかに登ったからでしょうか。それでも、さすが東北地方の最高峰ですから、登る途中で、今までにないきつさも感じました。

俎嵓に戻り、登りと同じ道を戻りました。登りに撮りたかった写真を撮れました。ガスで見通せなかった池塘や花々も見られて、登頂できた喜びも引き立ててくれました。


リンドウ


イワショウブとキンコウカ

湿原では、草紅葉の走りでしょうか、もう秋の気配すら感じられました。


熊沢田代


広沢田代

下りきった御池は、青空でした。しばらく、ベランダで風に吹かれて、濡れたものを乾かし、ロッジで入浴しました。

檜枝岐村は「檜枝岐百年」と書かれた小旗が、町中のいたるところにかかっていました。