高田健三

駒峰山という里山を試登しました。

駒峰山(489.6m)は、仙台市作並温泉近傍の広瀬川と新川(ニイカワ)川とに挟まれた尾根上の小ピークで登山道のないヤブの里山です。

2013年6月に偵察した折。ヤブが酷い、近傍に駐車スペースがない。などから、落葉後の積雪か残雪を利用して登るしかない、駐車は作並温泉の旅館を利用するしかない、とわかった。


作並温泉近傍からの駒峰山

3月24日、前日に作並温泉「かたくりの宿」に宿泊した。
登山ルートは、駒峰山山頂からやや北に伸びている尾根を忠実に登ることにした。入山して間もなくは残雪を利用して登れたが、尾根上に出ると全く残雪が消えてしまっていた。ただ、小灌木は葉を落としているので登るには特に苦にはならなかった。途中にはヒトリシズカが迎えてくれていた。

登り初めて約1時間10分で駒峰山山頂に至った。
山頂の展望は葉のある時は全く望めないが、この時期は樹の間から周囲の山々が望まれた。特に大東岳(1365m)、面白山(1264m)は真っ白の山容を、面白山の南に位置する無名峰(1025m)は三角錐の美しい真っ白な姿を見させてくれた。


駒峰山山頂

下山は往路を下ったが、傾斜が急で、足腰の悪い高齢者の私はスッテンコロリを重ねながら下った。