木本桂春

今年の黒部奥山の状況をお知らせします。まずは雪形の状況。

     
僧ヶ岳の雪形、魚津市の片貝川下流からです。僧の雪形はだいぶ崩れてきました。

      
夜明けの越中駒ヶ岳です。駒形も天に登る寸前です。

5月20日、わが入善町の最高峰負釣山へトレーニングです。
      

頂上から北西に黒部川扇状地が見えます。

今は田植えが終わり、水浸しの状態です。扇状地を右から左へ東京から新幹線が水の上を走ります。しばらくするとオールグリーンになり、黄金の秋そして白銀の世界へと四季はうつろいます。


頂上から南へ散歩です。夏は花の乱舞する朝日岳です。白馬岳から日本海へ抜ける、中継点となっています。まだまだ雪の中です。

       
朝日岳から右に目を転じると白馬岳(上駒ヶ岳)です。右の白馬旭岳の馬形も消え入りそうです。

         
黒部渓谷を挟んで右から駒ヶ岳、毛勝山、剱岳です。

剱岳北方稜線とよばれ、宇奈月から剱岳へは雪のある時期にトレースされます。日本でもレベルの高い登攀ルートです。今年は雪が少なかったのですが、雪解けが2週間ほど遅いようです。