春の低山徘徊・南保富士(728m)
                        木本桂春

 今年になって標高1000mを越える山には登っていません。天気も良いので今日も午前の散歩に出かけます。
 取付の付近は雪が殆どありません。300m程上からは残雪が出てきます。今日の雪はクラストしてカチカチです。グイグイと長靴が鳴ります。


500m付近からの黒部奥山の山並みです。

       
頂上からの展望です。北に大鷲山(馬場山)と青い日本海が見えます。

       
東には真っ白な初雪山と手前は大地(おおち)です。大地は山名です。
        

少し南に目を向けると、木々の横から白馬岳の裾と白馬旭岳です。
        

南面の黒部奥山には剱岳から毛勝山が見えてきます。
        

さらに西に目を転じます。毛勝山、駒ヶ岳、北駒ヶ岳、僧ヶ岳です。
中央の北駒から黒部峡谷に落ち込む尾根に駒の雪形があらわれますが、今年はまだ出ていません。


そして西面の眼下には黒部川扇状地と青い富山湾が広がります。
右下から左へ走るのが北陸新幹線です、右が東京方面、左、金沢方面です。所要時間2時間28分。
ちなみに江戸時代の加賀―江戸間の大名が参勤交代に要した日数は平均12.5日(300時間)でした。
          

帰りに道際で見つけた花一輪、ショウジョウバカマです。
4月2日午前の散歩でした。