木本桂春

黒部川・北又谷・青嵐と岩魚

「かち渡る瀞の清さ青嵐」。昭和9年、冠松次郎が初めて北又谷に入り、詠んだ句です。

7月某日、愛知の老釣師78歳のリクエストにより北又谷へ。
     
北又ダムの奥に見える定倉山


北又谷の青嵐の中を下りながら釣ります。


魚影濃くまずまずの釣果です。


釣師一人に川虫(カワゲラ類)採り3人。ここがポイントです。


清流ですが腰までの水にとても渡れません。


かつて黒部奥山廻役が上駒ヶ岳(白馬岳)に上ったルート上の猫又山が見えています。


4時間で7寸から1尺2寸を吊り上げ、78歳の釣師は「これが最後」とご満悦ですが、来年もと意欲満々でした。