SSブログ

唐松岳 [登山報告]

木本桂春

唐松岳(古名・上犬ヶ岳)
 江戸時代の加賀藩は越中・越後・信濃の国境線上の山々(現在の後立山連峰)へ黒部奥山廻役をつくり、国境を取り締まる巡検登山を実施していた。登山は江戸時代の240年間続けられ、その成果を絵図として残した。絵図には現在の唐松岳が上犬ヶ岳と描かれていた。
 10月6日、今年の干支の犬の三座目の山として目指した。ファンクラブは先月、お亡くなりになった高橋恵美さんの喪に服しているが、私は高橋さんを胸にこの山行に出かける。
 平日にもかかわらず、八方尾根ゴンドラ駅にはいっぱいの老登山家がいた。

グラフィックス1.png
終点、八方山荘から1時間、紅葉の霞む八方池
グラフィックス2.png        
2000m付近から晴、見事なもみじ
グラフィックス3.png        
右に白馬鑓ヶ岳、白馬岳(上駒ヶ岳)、小蓮華山。
グラフィックス4.png        
左に鹿島槍ヶ岳、五龍岳。
グラフィックス5.png       
大黒岳の右に槍ヶ岳。
グラフィックス6.png        
黒部渓谷を挟んで剱岳。
グラフィックス7.png        
左から猫又山、釜谷山、毛勝山。
グラフィックス8.png        
唐松岳頂上にて
 かつては鼻歌散歩で頂上に立っていたが、今は頂上に立てたことにただ感謝。

グラフィックス9.png
江戸時代の絵図・新川郡山地之図
奥山廻り巡視コースが赤色で記入されている。
 左から寺山(白鳥山)・下駒岳・犬ヶ岳とあり、中央の右に上駒ヶ岳(白馬岳)、やや右に上犬ヶ岳(唐松岳)がある。
 現在の唐松岳以北の後立山には駒ヶ岳と犬ヶ岳が2ヶ所存在した。その理由は解らない。
 今年はこの内の3ヶ所に登れた。果たしてもう一つの上駒ヶ岳は登れるか。
            

 
コメント(1) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。