「山へ!to the mountains」 展 [日々散策]
田口計介
7月21日、「山へ!to the mountains」 展(世田谷文学館)へ出かけた。
相変わらず、この種の展覧会は深田久弥が主役。
彼が選んだ百名山を目指した、達成した方々には恐縮だがいささか鼻につく。
企画者の貧困か。
一流の写真家が撮った、モノクロの山の写真が良い。
白川義員 八甲田(1956年)、燕岳(1969年)の2点
田淵行男 朝の奥穂高(1928年)、裏剣(1954年)など12点
白旗史朗 冬山の午後(11962年)など5点
昨年死去した田部井淳子さんのコーナーもある。
彼女の生年が私と同じく1939年だったとは、初めて知った。
何一つ彼女に勝るものはないが、「生」だけは勝ったようだ。
次に「ボストンの至宝」展(東京都美術館)を覗いた。
私の大好きなクロード・モネの「水連」が1点ある。
「幻の巨大涅槃図、奇跡の里帰り」と宣伝している英一蝶の「涅槃図」が良い。
宣伝の通りである、私は東南アジアや中国で沢山の「釈迦の涅槃」の塑像、
彫像や各種の絵画を見ているが、日本にもこんなに誇れる作品があったとは。
明治の初期のころ、とにかく現金が欲しいとの状況でどこかの寺院が売却したのであろう。
悔やまれることだ。
7月21日、「山へ!to the mountains」 展(世田谷文学館)へ出かけた。
相変わらず、この種の展覧会は深田久弥が主役。
彼が選んだ百名山を目指した、達成した方々には恐縮だがいささか鼻につく。
企画者の貧困か。
一流の写真家が撮った、モノクロの山の写真が良い。
白川義員 八甲田(1956年)、燕岳(1969年)の2点
田淵行男 朝の奥穂高(1928年)、裏剣(1954年)など12点
白旗史朗 冬山の午後(11962年)など5点
昨年死去した田部井淳子さんのコーナーもある。
彼女の生年が私と同じく1939年だったとは、初めて知った。
何一つ彼女に勝るものはないが、「生」だけは勝ったようだ。
次に「ボストンの至宝」展(東京都美術館)を覗いた。
私の大好きなクロード・モネの「水連」が1点ある。
「幻の巨大涅槃図、奇跡の里帰り」と宣伝している英一蝶の「涅槃図」が良い。
宣伝の通りである、私は東南アジアや中国で沢山の「釈迦の涅槃」の塑像、
彫像や各種の絵画を見ているが、日本にもこんなに誇れる作品があったとは。
明治の初期のころ、とにかく現金が欲しいとの状況でどこかの寺院が売却したのであろう。
悔やまれることだ。