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駒ヶ根だより 2017-06-29 [山麓便り]

北村健治

 6月は16日から27日まで、11日間という長期駒ヶ根滞在(おそらく最長記録)となりました。

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 16日(金)朝、青梅をゆっくりと出立。
10時ころには高遠町の三峰川河畔での雪形「下がり駒」「稗播き爺」を観察。例年になく異形?(地形変化によるものか?)
 昼前には伊那市長谷公民館に出向き、午後の入野谷講座「駒形社」に特別参加し、駒ヶ岳ファンクラブの紹介もした。
 また、翌日の学習会の準備をしたり、西村公一公民館長(保存会長)と学習会現地下見を済ませる。

 17日(土)4時起床、久しぶりの草刈り。伊那谷ことに駒ヶ根はここ2か月ほど干ばつ状態で、草の伸びももうひとつである。畑にはスベリヒユとアカザばかりである。

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 山家から、6時ころの中ア・宝剣岳。相変わらず雄姿である。

 7時30分には長谷公民館へ出向き、第92回学習会「三峰川石ころウォッチング」を開催。12組29名の参加者、スタッフ9名で予定通り15時終了。
 なお、小生は17~19日間に、アンモナイト研究者の標本観察検討に対応した。

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学習会座学

 18日(日)は終日、アンモナイト研究者の標本観察検討に対応。アンモナイトの新しい属種の産出が判明しそうである。
 
 19日(月)午後、伊那市西春近南小学校木村先生と伊那市ジオパーク担当小沢女史の訪問あり。7月25日西春近南小学校地域学習「戸台の化石」実施について打ち合わせなど。

 20日(火)午前中、駒ヶ根の山家で野良九楽生活(草刈り、草取り、根菜類手入れ、庭木手入れなど)。午後休養(兄姉と交流会)。

 21日(水)午前中雨。駒ヶ根の山家で野良(草刈り)。昼ころより従兄弟宅訪問。伊那市長谷公民館(「戸台の化石」資料室標本整理・展示物標本の調整など)。夕刻知人と夕食。

 22日(木)午前中、駒ヶ根の山家で野良(草刈り、草取り、サツマイモ本植え)。午後は伊那市長谷公民館(「戸台の化石」資料室標本整理)。

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駒ヶ根山家付近から、仙丈ヶ岳・北岳遠望。

 23日(金)朝8時30分より2名の保存会運営委員と共に、資料室内の作業(ラベル張り、データ記録、標本整理など)で終日を過ごす。

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駒ヶ根市中沢林道にて、薄紫色のコアジサイ

 24日(土)朝の内に草刈りなどし、8時20分には出立。伊那市長谷公民館経由、9時40分ころ戸台口バス発着所へ。長衛祭参加(すでに報告済み)。

 25日(日)午後は駒ヶ根の山家で、野良九楽(草刈り、根菜類手入れ)。夕刻に兄・姉宅訪問。

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伊那市女沢林道にて、満開のバイカウツギ

 26日(月)午前中、駒ヶ根の山家で野良(草刈り、根菜類手入れ、根菜類一部収穫)。午後は伊那市法正寺訪問。17時伊那市創造館で上伊那誌編集会議に出席。20時終了。

 27日(火)午前中、野良(根菜類手入れ、根菜類一部収穫)。午後友人訪問。伊那市長谷公民館(展示物標本の調整など)。17時40分青梅に向けて帰路に就く。    
              

長衛祭 [山麓便り]

北村健治

6月24日(土)
戸台口を10:00のバスで北沢峠に上がり、すでに10:30からの受付が始まっている長衛小屋横の会場に11:15ころ入った。

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今回は、駒ヶ岳ファンクラブからの参加は久しぶりに小生ただ一人でした。ジオパークがらみでの友人や、ここ1、2年の参加者で友人となった2、3の顔もあったが、気象変化などもあって、全体の参加者も大幅に減少でした。

12:30から、碑前祭:登山が楽しく安全にできることを願い、故竹澤長衛さんに黙祷を捧げ、竹澤家遺族親族を先頭に、参加者全員で献花を行った。来賓挨拶。

13:00から、交流会:「成敗汁」(豚?汁)提供、ほかに地元特産品販売(諸飲料、ホロホロ鳥弁当、南アルプス村製パン・草餅など)

13:30から、森の音楽祭:長谷小学校・芦安小学校児童による合唱、南アルプスカルテットによる弦楽四重奏など約1時間ほどで終了解散。それぞれの宿舎へ移動。

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碑前祭(来賓挨拶)での話題にあった、今年の異常降雪により、仙丈ヶ岳への登山道のある県境尾根東斜面に残る巨大雪崩が高木をなぎ倒している光景を会場から観察した。

また、会場からこもれび山荘までの歩道では、例年では咲き終わっていた幾つかの高山植物が1~2週間も遅れて咲いていた。

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コミヤマカタバミ

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ツバメオモト

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マイズルソウ

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シロバナノヘビイチゴ

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タケシマラン

ほかに、コンロンソウ、ゴゼンタチバナ、キバナノコマノツメ、マムシグサやテンナンショウの仲間などを観察することが出来た。

17:00から、宿舎での夕食交流会20:00ころまで、20:30消灯。

6月25日(日)
早朝5:00まだ雨がかなり降っていたので、東駒ヶ岳記念登山は中止となる。早めに帰路に就く参加者のために臨時バスが運行された。

小生は、知り合い4人と峠付近の地形・樹木・高山植物などのを観察に約2時間ほどを使って、10:00ころのバスで戸台口へ下山、駒ヶ根山家へ12:00帰着。

大駒ヶ岳 [登山報告]

原田勝之

6月25日

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大駒ヶ岳登山口のウェストン碑で記念撮影

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ブナの木の実
熊の大好物。食べて見ましたが淡泊な味でした。

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タニウツギ

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日本一のダケカンバ

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大駒ヶ岳

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大駒ヶ岳で記念撮影

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大駒ヶ岳から三ツ岳と十和田湖

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三ツ岳から大駒ヶ岳

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倉石温泉で汗を流す
小野寺さん、ご案内をありがとうございました。
幹事の仲さん、お疲れさまでした。
天気にも恵まれ、すばらしい2日間でした。


天台寺~ウェストン碑 [登山報告]

原田勝之

6月24日 歴史散策

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天台寺
今東光、瀬戸内寂聴が住職を務めていた。中尊寺より歴史が古いと言われている。

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姥杉の焼跡=天台寺の大杉
戦後多くの大杉が伐採された。

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天台寺のヤマボウシ

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浅水駐在所

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戸来家のウェストンの碑
この家に泊まった。

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戸来家のウェストンの碑の前で記念写真

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キリストの墓

駒木立山~田代連山 [登山報告]

原田勝之

6月24日 山歩き

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七時雨山 

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駒木立山 

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ヤマツツジ 

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三方沢山(サブジャヤマ)

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ベニバナイチヤクソウ 

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田代山連山(三方沢山と駒木立山と田代山)

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田代山山頂 

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田代山山頂にて

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駒木立山頂にて

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ミヤマオダマキ

瑞牆山頂にて [登山報告]

原田勝之

先に報告の瑞牆山の山頂スナップです。
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瑞牆山登山 [登山報告]

谷 和代

 入梅中の6月18日、企画委員会2017年第2回行事となる瑞牆山登山が行われた。田中、谷、伊達、原田の4人は韮崎駅から8時50分の瑞牆山荘行きバスに乗車し、瑞牆山荘へ。そこで車の石橋夫妻と合流。
 10時10分登山口(1520m)を出発、樹林帯をゆっくり登る。予定より少し早く富士見平小屋到着。
 小休止の後、折角、登ったのに沢に向かって下る。アズマシャクナゲにトウゴクミツバツツジが綺麗だ。山頂方面はガスっているが、桃岩を左に見て、シャクナゲの咲く道を徐々に登り、梯子やクサリの岩場を通過して山頂に着く。
 時折、雲が切れ周辺が見えるが、金峰山方面や信濃川上方面は展望なし、
 ゆっくり昼食。名残惜しいが山頂を後にして下山。富士見平小屋の水場で冷たい水をお土産に瑞牆山荘に下る。石橋夫妻の車で増冨の湯で入浴。
 余裕で韮崎に着き。お二人と別れてそれぞれ帰宅の途に就いた。
 入梅中で天気が心配でしたが、関東の雨のニュースの中、雨にもあわず、楽しい山行でした。
 出会った花々を紹介します。

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アズマシャクナゲ

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キバナノコマノツメ

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ギンラン

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クリンソウ

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ツマトリソウ

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トウゴクミツバツツジ

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ベニバナヒメイワカガミ

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レンゲツツジ


6月交流会 [会員連絡]

駒ヶ岳ファンクラブ(KFC)の6月交流会はいつもの新橋・鳳龍クラブで開催されました。
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行事確認のあと、ゲストの駒井武さんから「高麗と駒」と題された講演がありました。
ご自身のルーツと高麗とのかかわりを中心に駒ヶ岳にも触れて話が進みました。
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右から田口会長、駒井武さん。

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 会員にとってもこれまでの駒ヶ岳学講座の復習を刺激されたようでした。
★なお、駒井さん及び、駒井さんと面識のあった明専会東京センター長・九州工大鳳龍クラブ主管の栗原さんが駒ヶ岳ファンクラブに入会されるという、うれしいハプニング付きで2次会まで楽しく盛り上がりました。


ウマ・うま・馬の百態 その3 [駒・馬の話]

その3 有翼の馬ペガサス
田口計介

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1 四頭立て二輪戦車に乗るヘリオス(ギリシャ神話の太陽神)

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2 有翼の馬が曳く馬車 bc7c

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3 ブロンズのペガソス bc575年頃

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4 疾走する2頭の有翼馬 bc520年頃

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5 ペガサス頚飾 bc5c

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6 ペガサスに乗るペレロフォン(ギリシャ神話の英雄)bc5c

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7 下界へ行くぺルセフォネ(ギリシャ神話の女神)

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8 スキタイの飾り板・金 bc4c

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9 金銀象嵌銅車飾り 前漢

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10 龍首水瓶の天馬 7c、小生レプリカ所有

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11 ペルシャ絨毯 7c

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12 唐・順陵の天馬石像 8c

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13 円鏡の天馬

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14 韓国新羅・白樺樹皮製天馬

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15 鳥獣花背円鏡

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16 ルネサンスのペガサス 16c

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17 ウィーンの街角








鳥と馬の山散策~白鳥山から下駒ヶ岳 [登山報告]

木本桂春

 今年は酉年です。そこでKFCの馬と対で鳥の山を毎月登ろうとしています。
その戦果は
 1月=烏帽子山・馬鬣山、2月=鳶ヶ峰・馬鬣山、
 3月=鷹打山・駒の頭、4月=大鷲山・箱根駒ヶ岳(神山・冠ヶ岳)
 5月=鳥捕山・馬場山と低山徘徊をつづけています。

 6月11日は白鳥山から下駒ヶ岳を通しでやることにしました。天気も良いので夜明け前に新潟県境に向かいます。

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日本海から上る太陽        
 県境の境地区から見た、米山と佐渡ヶ島の中間あたりの日本海から上る太陽です。雲の後ろからは後光が射し金粉をまき散らしているようです。夕陽は富山湾の能登半島沖に落ち込みます。6月は海に上り、海に没します。

 県境の境川上流から新潟県側の上路川をたどり、登る人の多い坂田峠を避け、山姥駐車場へ。陽の当たる前に緑の回廊登り、山姥洞窟から鼓ノ滝へ。小滝は謡曲「山姥」にちなんで鼓ノ滝と呼ばれています。

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鼓ノ滝

木の緑深き、滝も風情があります。足元にはコイワカガミ、そして回廊の上にはオオカメノキの白い花が青空に映えます。

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コイワカガミ

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オオカメノキ

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 白鳥山直下から見る、手前の緑が下駒ヶ岳、その後ろが犬ヶ岳、遠くの残雪の多いのは朝日岳です。

 意外なことに白鳥山の山頂小屋には前泊者がいたので頂上を通過し、下駒ヶ岳に向かう。再び緑の急な回廊を下っていくと雪解け際にカタクリ、サンカヨウの花々が迎えてくれます。

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カタクリ

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サンカヨウ 
          
 東北方向に糸魚川駒ヶ岳の山群が見えてきます。

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大きな山は、焼山で噴煙が見えます、その左が火打山で標高2462mでこれより以北には火打山より高い山はありません。ぐっと下がって、手前の黒いシルエットの左が糸魚川駒ヶ岳です。焼山、火打山から見ると標高が900m程低いのです。これらの山群全域は世界ジオパークのジオサイトになっています。

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 下駒ヶ岳付近から見た剱岳です。
          
 下駒ヶ岳の頂上着、江戸時代の加賀藩・黒部奥山廻役により巡検されました。犬ヶ岳、下駒ヶ岳、寺山(現在の白鳥山)を下駒三山と呼び、下駒ヶ岳の境川・北谷と似虎谷の出合付近に小屋掛けしてここを拠点に200年以上にわたって活動しました。

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下駒ヶ岳の頂上。今日も相棒はストックに日除け付き帽子でした。

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足元にギンリョウソウが見送ってくれました。

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