初秋の朝日岳 [登山報告]
木本桂春
朝日岳は雲がかからなければ日々、我が家から見える、近い山です。
若い頃には四季を通して駆け巡った山です。重荷にあえぎ、風雪に痛めつけられ、腰までの激流を越えて北又谷、柳又谷を登った試練の山でした。
この山には一緒に登った仲間を地に分骨してあります。残された山仲間もすでに老境になり果て、登ろうとしません。もう5年以上も行っていません。盆が過ぎてから何としても朝日岳の友に手を合わせ、語りたいと思いはじめ、山友に声をかけますが、誰も返事をしてくれません。
今日も一人で午前3時前に家を車で出て、4時に北又小屋からヘッドランプを灯して登ります。急な長い登りですが、危険な個所はありません、耐えて登るだけです。
イブリ山付近からの越中駒ヶ岳。雲がのっています。
朝日岳の北の日本海に近い白鳥山。
その手前に下駒ヶ岳が見えるはずですが確認できません。中央の低い部分。2000m付近は淡い紅葉がはじまっています。
右から前朝日岳、朝日岳。
夕日ヶ原の池塘と花々。
ゴゼンタチバナの赤い実。
朝日小屋を素通りして頂上です、ガスが舞っています。
山友たちは頂上近傍にいます、場所はです。
4人がこの地にあり、KFC会員だった故星野氏もここにいます、かつて糸魚川駒ヶ岳のカネコロの氷壁に2回挑戦した時のアイスハーケンも一緒です。蝋燭と線香の燃え尽きるまで手を合わせてきました。
心にくぎりがついたようでホットしました。
朝日小屋では特別に従業員の方々と食事をいただきました。小屋の食事はぜひ食してみてください、おそらく、北アルプスの小屋でこれほどの料理を出してくれるところはありません。
小屋からの早朝の白馬岳(上駒ヶ岳)
朝日岳で出会った花々を上げてみます。
カライトソウ、イワイチョウ、ゴゼンタチバナの赤い実、アキノキリンソウ、チングルマの胞子、マツムシソウ、ヨツバシオガマ、ベニバナイチゴの赤い実、チシマギキョウ、ハクサンフウロウ、ミヤマタンポポ、ウサギギク、フデリンドウ、ミヤマアズマキク。
どの花も夏の盛りから見ればけなげに見えます。春先のゴゼンタチバナ、ベニバナイチゴは真赤な実を熟れさせています。チングルマは一面に胞子を高原の風に揺らしています。見逃し、名も知らない花の多き事。
9月8-9日の出来事でした。
朝日岳は雲がかからなければ日々、我が家から見える、近い山です。
若い頃には四季を通して駆け巡った山です。重荷にあえぎ、風雪に痛めつけられ、腰までの激流を越えて北又谷、柳又谷を登った試練の山でした。
この山には一緒に登った仲間を地に分骨してあります。残された山仲間もすでに老境になり果て、登ろうとしません。もう5年以上も行っていません。盆が過ぎてから何としても朝日岳の友に手を合わせ、語りたいと思いはじめ、山友に声をかけますが、誰も返事をしてくれません。
今日も一人で午前3時前に家を車で出て、4時に北又小屋からヘッドランプを灯して登ります。急な長い登りですが、危険な個所はありません、耐えて登るだけです。
イブリ山付近からの越中駒ヶ岳。雲がのっています。
朝日岳の北の日本海に近い白鳥山。
その手前に下駒ヶ岳が見えるはずですが確認できません。中央の低い部分。2000m付近は淡い紅葉がはじまっています。
右から前朝日岳、朝日岳。
夕日ヶ原の池塘と花々。
ゴゼンタチバナの赤い実。
朝日小屋を素通りして頂上です、ガスが舞っています。
山友たちは頂上近傍にいます、場所はです。
4人がこの地にあり、KFC会員だった故星野氏もここにいます、かつて糸魚川駒ヶ岳のカネコロの氷壁に2回挑戦した時のアイスハーケンも一緒です。蝋燭と線香の燃え尽きるまで手を合わせてきました。
心にくぎりがついたようでホットしました。
朝日小屋では特別に従業員の方々と食事をいただきました。小屋の食事はぜひ食してみてください、おそらく、北アルプスの小屋でこれほどの料理を出してくれるところはありません。
小屋からの早朝の白馬岳(上駒ヶ岳)
朝日岳で出会った花々を上げてみます。
カライトソウ、イワイチョウ、ゴゼンタチバナの赤い実、アキノキリンソウ、チングルマの胞子、マツムシソウ、ヨツバシオガマ、ベニバナイチゴの赤い実、チシマギキョウ、ハクサンフウロウ、ミヤマタンポポ、ウサギギク、フデリンドウ、ミヤマアズマキク。
どの花も夏の盛りから見ればけなげに見えます。春先のゴゼンタチバナ、ベニバナイチゴは真赤な実を熟れさせています。チングルマは一面に胞子を高原の風に揺らしています。見逃し、名も知らない花の多き事。
9月8-9日の出来事でした。
2017-09-18 11:33
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コメント(1)
朝日小屋は綺麗だし、感じもよく、食事もおいしいいい小屋ですねー 何か裏山のように行けるのが羨ましいですねー
by 梅林ガール (2017-09-20 08:23)